山田かまちの居た場所へ。

2012年09月29日 12:33

 それは私が高校生だった頃のお話。いつもの書店でバス待ちの時間をやり過ごしてた時のこと、まるで殴り書きのような言葉と絵の表紙の本に底知れぬパワーのようなものを感じて手に取った。自分と同い年の少年が、どうしようもなく行き場の無い想いをぶつけてる。時代も住む場所も違うけど友達になれたらいいのにな、と思った。いつか会いに行こうと決意したあの日から倍の時間の人生を生きてしまった私。もう一度、あの日の自分に会ってみたい。そんな想いを抱きながら東へ向かう列車に乗った。


<1日目>
桜満開!!まずは富士と桜でニッポンの春を満喫。

 旅の一日目。朝7時前に家を出て一路、東へ。名古屋方面とは逆向きのスタート、ホームにも人影はまばら。浜松行きの鈍行列車に乗り込んで、ゆったり座っての出発でした。浜松で熱海行きに乗り換えるだけで、もう次の下車地まで乗り換え不要。通勤ラッシュも一段落した車内にはリュックや大きな荷物を携えた旅行客が目立ちます。静岡を過ぎて、いよいよ富士山に近付く頃になると山側の景色に注目しだすお客さん多数。晴天で山頂までくっきりと浮かび上がった富士山が車窓に登場した時にはわっと歓声が上がるという、なんとも観光列車さながらの雰囲気でした(笑)。富士山がキレイに望めるようだったら、富士宮まで行こうと考えていたので富士駅で身延線に乗り換える。こちらもほとんど年輩の観光客ばかり。さすが桜シーズンまっただ中だ。

 富士宮で降りて、まずは富士山本宮浅間大社へ。約300本あると言われているソメイヨシノはほぼ満開。桜と共に、境内の至る所に風車が並んでいました。老夫婦から記念撮影を頼まれたり、「今日は富士山キレイだねー」と話掛けられたりなんとも、このゆるりとした気候と桜の香りの酔いに包まれてか、みんな笑顔で開放的!もう少し坂道を歩いて登って、城山公園へ。野球場からは迫ってくるかのような見事な富士山が望めました。今度は下って、再び富士宮駅へ戻る。お昼はもちろん富士宮名物の焼きそば!「ととろ」というこじんまりとした喫茶店へ飛び込むと地元の常連客を中心にランチタイム真っ最中。一人で来てた高校生と相席になったけど、ほとんどのテーブルが相席でなんとも和気あいあいとした雰囲気の店内でした。高校生、僕の持ってたどデカイ一眼レフカメラに目がテン・・・(笑)

 お腹を満たした後は、再び身延線で富士へ戻って東海道線で熱海へ。途中、沼津で乗り換えて熱海に行き、さらに伊東線に乗り換えて、伊東へと向かいます。伊東線の列車はなんとこんなリゾート列車。これで、伊豆の海を眺めながら行ける鈍行列車なんて、かなり贅沢です。この車両の豪華さとは裏腹に、乗客は部活帰りの高校生を中心とした地元客が多数を占めており”生活の足”になってる観光列車の別の顔を見た気がしました。そのまま伊東へは行かずに、伊豆多賀駅で途中下車。桜に取り囲まれた素敵な駅でした。駅の改札口から桜越しに眺める青い海もなかなかオツなものです。何本か列車を見送って、しばし駅でお花見タイム。女性二人組がワーキャー言いながら、駅の階段で記念撮影してたのが印象的でした。駅前には小さな食料品店。誰も居ない店内からはテレビの音声が響き渡り、店主がこっくりこっくりと居眠りしてたりして、まるで時間が止まってるかのような空間でした。さぁ、しばしの休息のあとは、今夜の宿がある伊東温泉へ向かいます。

 伊東温泉には夕方に到着。伊東はやはり本格的な温泉街らしい雰囲気でした。川沿いに立ち並ぶ温泉ホテルや旅館。通りには土産屋や居酒屋がぎっしり。そして、本日の宿は老舗温泉旅館です。いつもの一人旅では宿にはそれほどこだわっていなかったけど、今回は気分だけでもと思って、一人旅の素泊まりプランのある温泉旅館に泊まることにしました。3階の部屋に案内されて、お茶をいただき、しばし川のせせらぎを聴きながら窓からの景色を愉しみます。実際には川のせせらぎなんて下流のここでは聞こえませんが、やっぱり水辺の部屋は風情がありますねー。ちょっと休憩した後で、温泉街を散策。桜の花びらが浮かぶ川の水面。大きな鯉が泳いでいました。近くの「東海館」という、現在は廃業して資料館になった老舗温泉旅館を見学することに。ご覧の通り、木造の立派な建築物です。平日の夕方とあってか見学者は僕一人だけ。広い館内に、ミシミシと自分の足音だけが響いていました。とある一室には、ひな人形が・・・。この「東海館」ですが昭和3年の創業から平成9年に廃業するまで、何度も時代に合わせて増改築が繰り返され、平成13年からは資料館として広く温泉客に開放。午後9時までにオープンしているというところが、なんとも温泉街らしい開館時間スケジュールです。

 日が暮れてからは松川畔の夜桜見物。およそ400メートルにわたって、川沿いの桜がライトアップされていました。その後は温泉町の商店街アーケードを散策。こんなノスタルジックな映画館も。猫を見つけてカメラ構えてたら、後ろからおばさんが手をパンと叩いて「こっち向いたー?撮れたー?」って、シャッターチャンスを作ってくれました。人情味あふれる町だなぁー。夜は路地裏にあった小さな居酒屋で、こんなボリュームたっぷりの海の幸メニューをいただく。満腹になったあとは、いよいよ宿に戻って温泉に浸かります。時間割制の貸し切りの露天風呂までついてきて、かなり満喫できましたー。やはり温泉は湯冷めしにくく、あとからあとからポカポカしてくる。「東海館」といい勝負の古い古い木造旅館なのだけど、すごくサービスが行き届いていて、清潔感あふれる宿でした。これで部屋出しの朝ご飯がついてきて六千円ちょっとなのだから、ホントに安いです。「汀の宿 三浜館」の平日プラン、ぜひお試しあれ!って感じです。

 

<2日目>
普通列車のグリーン車に陣取って一気に北上!

 旅の朝は早い・・・というのがいつものパターンだけど、今回はさらに早く起きて、一番風呂に浸かる。よく会社の慰安旅行とかで、なんで世のオヤジはあんなに夜遅くまで呑んでおいて、翌朝スッキリ早起きして温泉なんかに入っちゃうんだろう〜とか思ってたけど、思いっきり、自分、早起きじゃないか・・・6時半起床で7時には温泉入ってた(笑)。いや、笑えない。今日も快晴!ホントに今回の旅は天気に恵まれてるなぁー。部屋だしの朝ご飯。一人旅で部屋だしなんて、なんか文人になったような気分だ(笑)。料理を運んできた仲居さん(接客係と呼んだ方がいい?)に
宿の創業時期を訊ねてみたら「いやぁー、相当古いですねー。私が生まれた頃にはもうありましたし、「東海館」と「いな葉」と同じくらいだと思いますよー」とのこと。さらに、しょっちゅう大工さんが入って、改装をしながら維持しているみたいで「かなりお金かかってますよー」って。

 伊東駅から再び熱海に戻って東海道へ。またしてもリゾートな電車。今度は最後尾に乗って車窓を満喫!熱海からは小田原まで行って乗り換え。小田原からは高崎行き特別快速に乗って、東京通過して一気に群馬入りするプランです。しかもグリーン車!今日はなんだか18きっぷ旅とは思えない待遇ですねー(笑)。プラス950円なら断然お得☆駅弁も遠慮なくいただけるし、2階席からの見晴らしは良さそうだし。駅弁を買い込んで、2階席に陣取る。これなら鈍行でも特急列車並みだ。そして駅弁も!後ろに座ってたオジさんがなかなか個性的で・・・客室乗務員?のおねぇさんを何度も呼び止めて「◯◯駅は、どこで乗り換えたらいいのかね?」とか「この電車、◯◯駅停まる?」とか散々聞きまくっていて「お客様、どちらへ行かれますか?」との質問に「まだ、決めてない。」って・・・(笑)んー、18きっぷ旅か!?13時に高崎到着。東海から私にとっては未知の世界の北関東へやってきました!

 さぁ、いよいよ「山田かまち水彩デッサン美術館」に向かいます。駅の観光案内所に行くと「ただいま食事休憩中」の看板が・・・。仕方なく、持ってきた地図をバス案内所のオバさんに見せて、どうやって行ったらいいのか聞くと、近くを通るバスは1時間後までないとのこと。歩いていった方が早く着きそうなので、思い切って歩くことにしましたー。で、途中で道草してたら、このページのトップのような印象的な写真が撮れた。やっぱり写真は足で稼ぐ!だナ。長い橋を渡ると、河川敷には自動車学校。なんだかのどかな風景です。知らない町を歩くのは好きだなぁー。駅前の繁華街を抜けると、いきなりこんな光景が広がっていたりして、なんとなく地元と雰囲気が似てる。

 美術館近くまで来て少し迷いましたが、無事に到着!静かな住宅街のど真ん中。重厚なレンガ造りの2階建ての私設美術館です。入場するとさっそく館長さんが出迎えてくださり、僕の大きなカメラを見て「プロの方ですか?」と・・・。1階から順番に観てまわって、しばし山田かまちの世界に浸りました。僕が山田かまちの存在を知ったのは高校生の時。ちょうど、この美術館ができた頃のことでした。日記に残された日々の彼の呟きを読んで、強く共感の気持ちを抱いたのです。そして、いつしか彼の真摯なメッセージに励まされるような、そんな感覚をおぼえました。なんとなく、どこかで同じように17歳の時間をおくってるような気がして、不慮の事故で亡くなることになってしまった現実を思い知らされたのです。来館者ノートに綴られた、美術館を訪れた多くの方々のメッセージを読みながら、17歳のままの彼の想いが、ずっとそれから時代も世代も超えて同じように受け入れられ、求められることの不思議さと尊さに胸がいっぱいになりました。


 作品観賞後は、館長さんと小一時間にわたってアート談義。人間関係が希薄になっていく世の中で自分が描いたものや書いたものを人目にさらして、反応を確かめるという行為は、時に、生きて行く自信につながったり、自己を確認していくうえで、とっても重要なこと。これまでに、絵を教える餡長さんの独自の活動を通して、ひきこもりの子たちが、外に出て行くきっかけをつかんだということです。上手下手関係なく、もっと気軽にアートに親しんで公開できる環境を大切にしていきたい、そんな思いを確認し合いました。明日は八高線で高崎から八王子まで行って中央線で愛知に帰るという話まですると館長さん、18きっぷにも興味津々。「豊かな感性をお持ちですねー」とまで言われて恐縮・・・「そんな贅沢な時間の使い方、いいなぁー!」を連発されました(笑)。

 その後は再び駅へ向かって歩く。ちょうど高崎中心部では「全国都市緑化ぐんまフェア」という催しをやっていて至る所にガーデン出現。ギャラリーでも、花と緑にちなんだ展覧会をいくつもやってました。中でも中村都夢氏の小人写真に一目惚れ☆作品のやさしい雰囲気も素敵ですが、写真展会場の凝った演出もスゴかったです。季節ごとに部屋が分かれていて、照明からセットまで写真展とは思えないほどの仕掛け満載。ちょうど閉場時間間際で、お客さんも少なかったのでほとんど一人で貸し切り状態でした・・・。明らかにスタッフの方が多い状況の中、自分、かなり目立ってましたね。でも、氏の奥様とも直接お話しできたりして、短いながらもかなり濃い内容でした。

 高崎から両毛線に乗って今夜の宿のある前橋へ。こちらも「広瀬川イルミネーション」というライトアップイベントが催されてました。なかでも目立っていたのは、この堰の部分のライトアップ。水しぶきが白く浮かび上がって幻想的な雰囲気です。手作りの提灯があたたかい光を放っていました。ふと気付けば「朔太郎橋」を渡っていたりして、こちらも文人ゆかりの風情ある街です。群馬って今まで、地理的にも観光的も、全然知識なかったのですが、今回、実際に来てみると想像してたより見所もいっぱいで、旅人にやさしいところでした。

 

<3日目>
ローカル色満点の八高線で関東縦断。

 ちょっと早起きして、ぱぁ〜っとカーテン開けて窓から外を眺めたら、いきなりお寺と墓地・・・。気にならないと言えば気にならないけど、ちょっと予期せぬ光景でびっくり。今回の18きっぷ旅の最終日。まず高崎から八高線に乗って八王子に向かいます。噂には聞く関東圏の強烈なローカル線。ちょっと離れた所にある八高線専用発着ホームから出発。おぉ!久々のーディーゼル列車だぁー!関東平野の縁を辿って行きます。乗客は18きっぷ利用者と推察されるリュック背負った中高年多数。さすがは人気ローカル線だ。のんびりした車窓の風景に、なるほど〜!!と納得。首都圏とはいえ、ちょっと外側を走っていくと全然別世界だなぁー。原野みたいな風景。電化されていない路線は、電柱がないのでいつでもシャッターチャンスです!

 途中駅から真っ白なヒゲが印象的な仙人みたいな出で立ちのお客さんが乗車。孫へのプレゼントとか言ってF-1のラジコンカーを持って向かいに座って、現代社会における子育て環境の不健全さを熱弁!!さすがに乗客の方も個性的!?ちょっと面白かったです☆車窓の風景はそんなこととは無縁な別世界に思えてくるから不思議・・・。いやぁ〜、こんなルートで八王子へ行くルートがあったのかぁ。高麗川からは電化区間。少しずつ田舎風景から都市郊外風景へと変わっていきます。八王子から高尾までちょっとだけ中央線快速列車に乗車。首都圏の端くれさ加減を実感しました。そこからはまたまたローカル雰囲気満点な列車旅。今日は甲府に立ち寄ります。山梨県、きっと生涯初上陸だー!!郊外から突然、山の風景に一変します。車窓から眺める桜もいいもんですねー。思わず、窓に釘付け。この時期に眺める車窓風景は、あちこちピンクに染まっています。一年に一度の桜風景。もしかしたら、ここから眺める桜は一生に一度のことかもしれません。そう、もともと旅とはそういうものだってことをふと思い出しました。これぞ、旅の醍醐味。


 甲府駅からはさっと歩いてまわれそうな観光スポットをまわってみることに。滞在時間は約3時間半・・・そこで舞鶴城公園と善光寺に行ってみることにしました。まずはやっぱりお城。古い歴史ある街は、まず城に行ってみるのがいい。さっと街の全体像を見渡して、地図と見比べてみるとだいたいの街のつくりがわかる。あぁー、あそこは繁華街だなぁーとか、あの辺りは住宅街だなぁーとか。舞鶴城は天守閣がないけれど、本丸がずいぶん高いところにあるので、十分、街全体を眺めることができました。やっぱり盆地は、山に囲まれていてなんか安心感があるなぁ。信玄祭りの準備に大わらわな公園入り口。本丸では子供たちが鬼ごっこしてたりしてのんびりムードなのですが。場内の桜はもうすでに満開で結構散り始めている。準備作業を見守ってたオジさんが「これじゃあ、祭り始まる頃には桜ないよー」と大きな声。周辺がどっと湧く(笑)。

 その後は甲斐善光寺に向かって少し歩くことにしました。ちょっと歩けばのんびりした住宅街。普通の町と違うのは、畑や田んぼじゃなくて、時々ぶどう園が間をはさむこと。さすが、甲府。下町情緒あふれる裏路地を歩く。地図では近い感じがしたお寺も、歩いてみると意外と遠い・・・。思った以上に時間がかかって駆け足気味に。やっとこさたどり着いた善光寺でお参り。その後は門前通りを歩いて、身延線の善光寺駅へ向かう。ちょうど電車があったので、これで再び甲府駅へワープ!!この駅がまた桜に囲まれた良い感じでした。坂を上がっても、階段でも、どっちでもホームに行ける不思議な無人駅でした。学生が携帯で桜を撮ってたりして、なかなかのんびりした雰囲気。すぐに電車がやってきましたー!ありゃ、ここはJR東海なんだ・・・駅も電車もよく見るカラーリング。名物「くろ玉」をお土産に買って帰ることにしてたので駅売店へ行くも個装品がない・・・。店員のおねぇさんに聞くと南口の通りにある澤田屋さんのお店ならありますよーと親切に教えてくださいました。あらっ、店の業者違うのに、かたじけない・・・。ちょっと味見させてもらったけど、やっぱり噂通り、素朴で絶妙な味わい。これは久々のヒットです!!少しの滞在時間だったけど、僕の中で甲府の好感度が大幅アップ☆また今度、ゆっくり来よう。

 夕方、甲府駅を発って中央線でいよいよ帰途に就きます。アルプスの峰を眺めながら、どんどん季節は逆戻り。駅に着いてドアが開くたびにひんやりした空気が車内に入ってきます。お客さんたちが一斉に上着を羽織り始めたのが印象的でした。小淵沢で乗り換えて塩尻に向かう。途中、諏訪近辺では某プリンタメーカの新入社員とおぼしき集団で一気に車内は満員に。これから配属先がどこになるのか、期待と不安の入り交じった賑やかな会話に、あぁ、四月だなぁーとしみじみ思いました。ちょっと寂しげだったさっきまでの車内の雰囲気がまるでウソのようー。そんな列車でしたが塩尻で降りて中津川行きに乗り換え。十分な乗り継ぎ待ち合わせ時間があるので、駅弁を買いに売店へ行ってみました。これも鈍行乗り継ぎのんびり旅の醍醐味!ちょっと重かったけど釜飯を購入☆プラスチックではなくホントの陶器なんですよー。中津川までの車窓風景はただひたすら真っ暗闇・・・。夜の駅の灯りがなんだかホッとしました。乗客もぐっと少なくて、ここら辺りに来ると学生が主流。私服通学してるような子も結構いたんだけど、日本国中、どんなに所に行っても髪型から服の着こなしに至るまでホントどこでも一緒!!でも、これを旅人の一方的な快楽の欲求で、つまらない・・・などと言ってはいけない!(笑)これは日本の技術や経済発展のひとつの成果なのでしょう。町の景色にも当てはまるよね。コンビニや郊外店舗、規格品の家々などなど、はっきり言って退屈だけど、そこに住んでいる人はもちろん、自分たちも含めて流行や利便性、価格で決めてきた結果なのだから。

 中津川から名古屋へ。再び、段々乗客は増えていき、農村から郊外、郊外から都市へとどんどん車窓の景色も変わっていく。これはもうね、上空の衛星が撮った夜の地球の様子を地上で体感してるようなもの。やはり電灯の密度がどっと変わっていきますからねー。あんなに暗かった景色が一気にダイヤモンドダストのように・・・。人口密度と電灯密度の変化を実感しながら、やはり日本の国土の大部分が山なんだよなーって、改めて気付かされた旅でありました。ホントに濃密な移動時間を愉しませてもらったルートで満足しています。是非、これを読んでいただいた皆さんにも旅の参考にしていただければ幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。